あの空を越えて逢いにいく。

「ッ、てめ‥‥」



なに教室まで来てんだよ!




俺が黒猫を睨むと、
ニャーと白々しく鳴いて逃げて行った。











「あれって壱護の飼い猫じゃねーの?」


「‥‥ありえねーし」





ドカッと、俺は不機嫌に席に座る。















ペットなわけあるか。





あの黒猫の正体は

俺に憑依したクソ霊だ。