座ってみると‥‥



想像していたよりも
逢坂くんと体が密着してしまい恥ずかしい。




逢坂くんの上に座りながら
抱っこしてるみたいなものだよね‥‥



恐る恐る逢坂くんを見上げると、
ちょっと驚いた顔で私を見てる。



え?なんで、驚いてるの??


「あ、あのっ?えっと‥なんですか?///」




落ちないように逢坂くんの制服の胸元を
キュッと握りながら聞くと


逢坂くんも、はっとしたように少し慌てる。




「あ、いやまさか前向きに座ってくるとは思わなかったから‥‥ビビッた」



そう言う逢坂くんの耳が
少し赤くなっていて。





!!



「す、すみません///私ったら早とちり」





逢坂くんは後ろ向きに座れって言ってたんだ!


きっとこの前の
ゲームした時みたいな感じで。


なのに私が勝手に勘違いして
向き合い抱き合うような形で座ったから‥‥




慌てて逢坂くんの上から立とうとすると



「これでいーよ」



逢坂くんは私の浮いた腰をつかむと
グイッとそのまま、また座らせた。


「!」


逢坂くんはそのまま
私の首筋に顔を埋めるようにして
ぎゅっと抱きしめてくる。





おおおお、逢坂くん?!