「それは誰が作った?もしかして横山さん?」
「もしかしなくても私です。料理が趣味で、夕飯をリメイクして作ってるんです」
「感心だな。最近の若い子は冷食なんかを多用するのかと思ってたけど」
「冷食も活用しますよ。でも、直ぐに飽きてしまうんです」
「ふぅん。そうなんだ」
気まずさは何処かにすっ飛んで行って、私は少し嬉しく感じながら会話を楽しんでた。
課長は食べるのが早くて、あっという間にお弁当は空っぽになる。
量が少ないんじゃないのかな…と思ったけど、それは余計なことだから言わなかった。
「金曜日は驚いたよ」
お茶を飲んでるとばかり思ってた課長がいきなり話しだし、私はご飯の塊を危うく喉に引っ掛けそうになった。
喉の奥で止まってる様な違和感を覚え、トントンと胸を拳で叩く。
同時にしゃっくりが出そうになるのを感じ、急いでボトルのお茶を飲み込んだ。
大丈夫か?と聞く課長に無言でコクコクと頷き返し、ご飯が食道を通っていくのを覚えてからホッとする。
ごめん、と謝る課長に、いいえと首を横に振りながら、そもそもの原因は自分だから…と反省した。
「もしかしなくても私です。料理が趣味で、夕飯をリメイクして作ってるんです」
「感心だな。最近の若い子は冷食なんかを多用するのかと思ってたけど」
「冷食も活用しますよ。でも、直ぐに飽きてしまうんです」
「ふぅん。そうなんだ」
気まずさは何処かにすっ飛んで行って、私は少し嬉しく感じながら会話を楽しんでた。
課長は食べるのが早くて、あっという間にお弁当は空っぽになる。
量が少ないんじゃないのかな…と思ったけど、それは余計なことだから言わなかった。
「金曜日は驚いたよ」
お茶を飲んでるとばかり思ってた課長がいきなり話しだし、私はご飯の塊を危うく喉に引っ掛けそうになった。
喉の奥で止まってる様な違和感を覚え、トントンと胸を拳で叩く。
同時にしゃっくりが出そうになるのを感じ、急いでボトルのお茶を飲み込んだ。
大丈夫か?と聞く課長に無言でコクコクと頷き返し、ご飯が食道を通っていくのを覚えてからホッとする。
ごめん、と謝る課長に、いいえと首を横に振りながら、そもそもの原因は自分だから…と反省した。

