「お昼時にすみません。私、課長に謝っておきたくて。
…金曜日はどうもすみませんでした。部長との話に首を突っ込んでしまって。
販促部の相川主任にも呆れられて、私、かなり子供みたいな管を巻いたんでしょうね。
自分では何を言ったのか記憶にも残ってないんですが、とにかく、どうも申し訳ありませんでした!」
深く謝ればいいってものではないけど、真摯に謝っておかないと、私のことをもう女子だと認めて貰えなくなったら困る。
課長は何も言わず、黙って私の方を向いてたみたい。
そのうちカタッと音がして、私はその音がする方を見遣った。
「…まあいいから食事しないか。かなり暑いから早く食べないと弁当が腐りそうだし」
課長はそう言うと、隣に来れば?と指差した。
屋上には他の人もいないから、アイアンベンチは他にも空いてる。
だけど、どうせなら隣で食べたい。
課長のいつも持ってくるお弁当の中身をじっくりと見てみたい。
「し…失礼します」
申し訳ない気持ちも吹き飛び、私は飼い主に呼ばれた子犬のように近づいて行った。
…金曜日はどうもすみませんでした。部長との話に首を突っ込んでしまって。
販促部の相川主任にも呆れられて、私、かなり子供みたいな管を巻いたんでしょうね。
自分では何を言ったのか記憶にも残ってないんですが、とにかく、どうも申し訳ありませんでした!」
深く謝ればいいってものではないけど、真摯に謝っておかないと、私のことをもう女子だと認めて貰えなくなったら困る。
課長は何も言わず、黙って私の方を向いてたみたい。
そのうちカタッと音がして、私はその音がする方を見遣った。
「…まあいいから食事しないか。かなり暑いから早く食べないと弁当が腐りそうだし」
課長はそう言うと、隣に来れば?と指差した。
屋上には他の人もいないから、アイアンベンチは他にも空いてる。
だけど、どうせなら隣で食べたい。
課長のいつも持ってくるお弁当の中身をじっくりと見てみたい。
「し…失礼します」
申し訳ない気持ちも吹き飛び、私は飼い主に呼ばれた子犬のように近づいて行った。

