どうして今日に限ってこんな場所で食事をするのか…と呆れつつ、キィ…と軋む音を奏でるアルミの重たいドアを押し開けた。
屋上は燦々と日が照り注ぎ、一瞬目の前が真っ暗になる様な眩さがあった。
咄嗟に両目を細めて目の中に入る光の量を調節して瞬きをすると、細くしか見えてない視界の中に課長の後ろ姿を見つけた。
屋上に置いてある固定式のアイアンベンチに座ってる。
背中を凭れて食事をする訳でもなく、ボンヤリと空を仰ぎ見てる。
こっちはこっちで、その後ろ姿にもキュンとする。
早く謝っておかないと後になればなるほど謝り難い。
意を決して歩を進めた。
課長は足音が聞こえたのか、背凭れに預けてた背中を離して振り返った。
その眼差しに捉えられ、ドキン!と大きく胸が弾む。
振り返った課長もまさか私だとは思わなかったみたいで、瞼を閉じることもなく声を出した。
「横山さん……どうして……」
驚き過ぎたのか、言葉尻が不明瞭だった。
私はドキンドキンと胸を打ち震わせたまま、ペコンと頭を項垂れた。
屋上は燦々と日が照り注ぎ、一瞬目の前が真っ暗になる様な眩さがあった。
咄嗟に両目を細めて目の中に入る光の量を調節して瞬きをすると、細くしか見えてない視界の中に課長の後ろ姿を見つけた。
屋上に置いてある固定式のアイアンベンチに座ってる。
背中を凭れて食事をする訳でもなく、ボンヤリと空を仰ぎ見てる。
こっちはこっちで、その後ろ姿にもキュンとする。
早く謝っておかないと後になればなるほど謝り難い。
意を決して歩を進めた。
課長は足音が聞こえたのか、背凭れに預けてた背中を離して振り返った。
その眼差しに捉えられ、ドキン!と大きく胸が弾む。
振り返った課長もまさか私だとは思わなかったみたいで、瞼を閉じることもなく声を出した。
「横山さん……どうして……」
驚き過ぎたのか、言葉尻が不明瞭だった。
私はドキンドキンと胸を打ち震わせたまま、ペコンと頭を項垂れた。