見返りを求めないのもウソだ。
私は奥さんの代わりにはなれないと思ってるけど、ホントはそれ以上の存在になりたい…と、ずっと願ってきた。
いつかは奥さんのことを吹っ切って私に触れてくれる。
そんな日が来て欲しいと思い描いてた……。
奇しくもそれを見透かされてた。
課長はちゃんと分かってて、それであんな行動に出たのだろう。
だけど、相手を認識した瞬間、茫然とした。
部下に手を出したことを思い出して、何も言えずに立ち尽くしてた。
だから…と言う訳ではないが、多分家に伺っても何もしてこない。
私よりも遅れて部署に戻ってきた後、午前よりも仕事をこなしてたし。
(ある意味、あのキスが課長を覚醒させたのか……)
そういった意味では、良かったのかもしれないーーー。
更衣を済ませながら、やっぱり課長の家に行こうと決意した。
理由なら幾らでも言える。
一昨日のクッキング教室のことを聞きに来ました…と言えばいい。
ギョーザは上手く作れましたか?と、話すキッカケは何でもいいのだ。
それに真央ちゃんという強い味方が私にはいる。
私は奥さんの代わりにはなれないと思ってるけど、ホントはそれ以上の存在になりたい…と、ずっと願ってきた。
いつかは奥さんのことを吹っ切って私に触れてくれる。
そんな日が来て欲しいと思い描いてた……。
奇しくもそれを見透かされてた。
課長はちゃんと分かってて、それであんな行動に出たのだろう。
だけど、相手を認識した瞬間、茫然とした。
部下に手を出したことを思い出して、何も言えずに立ち尽くしてた。
だから…と言う訳ではないが、多分家に伺っても何もしてこない。
私よりも遅れて部署に戻ってきた後、午前よりも仕事をこなしてたし。
(ある意味、あのキスが課長を覚醒させたのか……)
そういった意味では、良かったのかもしれないーーー。
更衣を済ませながら、やっぱり課長の家に行こうと決意した。
理由なら幾らでも言える。
一昨日のクッキング教室のことを聞きに来ました…と言えばいい。
ギョーザは上手く作れましたか?と、話すキッカケは何でもいいのだ。
それに真央ちゃんという強い味方が私にはいる。

