怖くなって私は必死で奏斗にLIMEを送った。
"奏斗助けて!!"
「やだよぉ、、、」
翔が、怖い。
こんな感情は、初めてだ。
黒い何かが、胸の中央から、ムクムクと湧いて、
"怖い"という感情で心を支配する。
奏斗っ、、!お願い、気づいてっ、、!!
私の祈りが通じたのか昼と同じような早さで奏斗から返事が返ってきた。
"どうした?大丈夫??"
"怖くてっ、私、"
急に呼吸が、苦しくなった。
息が、うまく吸えない、、っ!
「っ、はぁ、、、はぁっ、、」
指先が震えてうまく文字が打てない。
翔から着信音は止まった。
なのに、
私の震えはまだ止まらなくて、呼吸はうまくできないままだ。
その時、LIMEの着信がなり、画面には
『神野奏斗』と表示されていた。
震える指先でなんとか、受話ボタンを押し、耳元にスマホを持っていく。
「もしもし?瑠奈、大丈夫か??」
あぁ、やっぱり、落ち着く。
この声。
すごく暖かくて、胸のつっかえがとれていく。
「奏斗っ、私ね、、っ!」
「瑠奈?大丈夫。落ち着いて。ゆっくり、ゆっくり息を吐いて。大丈夫だから。」
奏斗の言うとうりに、ゆっくりゆっくり息を吐く。
「そう、大丈夫。もう大丈夫だよ。」
何度か繰り返しているとだんだん呼吸が安定してきて、楽になった。
「奏斗、ありがとう。。。ごめんね、遅くに。」
「ううん。大丈夫。…………なんかあった?」
「…………実はね、」
私は今までの彼氏との出来事を奏斗に話した。
「ほんと、ごめんなさい。遅い時間に、わざわざかけてきてくれてありがとう。奏斗の声聞いたら、すごい落ち着いた。」
「なら良かった。……………やっぱ、俺瑠奈のこと、ほっとけねーな。」
