おっと、ぼーっとしてしまった
「えっ、あ!工藤先輩じゃないっすか!」
「やっぱり颯だよね!」
気づいてもらえた、やば嬉しい
「同じ学校だったんだね!」
立ち上がりながらルキ先輩に言われた。
ルキ先輩に会うために来たんだ当たり前だ
でも、そんなこと言えねぇから
「そうですね、ビックリしました。それにさっき僕のことカッコイイって言いましたよね?」
あっそう言えばそんなことを…
「颯〜早く行こー」
智樹がニヤニヤしながらこっちを見てる
そろそろ行くかなんか言われそうで嫌だけど
「あー、じゃあ、僕行きますね、また今度詳しく聞きかせてもらいます」
意味ありげな言葉を伝えてともきの元に向かった
少しは意識してくれるといいんだけど
「良かったな、話せて。さっさと告ればいいのに」
「はぁー?んなこと言われたって久しぶりに会えただけでいっぱいいっぱいなんだよこっちは」
「ふーん?あの颯がねぇ」
「んだよ うっせーな」
からかわれたりしながらも無事体育館に着いた
