「あ、お…いくん、!」



ビックリしすぎて言葉が途切れた。




そんな私を見て、クスクスと笑う葵くん。




「おはよう、光璃」



「お、おはよう…」





朝からかっこいい。




「ね、光璃。」



「ん?」



「熱下がったよ。」




「良かったね…?」




知ってるのに。


なんでわざわざ報告するんだろう。




「ね、今日はキスしていー?」



「言いわけないでしょーが!」






こうして朝からまた光璃の叫び声が響き渡ったのだった。