という訳で付いてしまった生徒会室。

生徒会室は3年の教室が並ぶ4階にあるので何とも来にくかった。


「失礼します。」

ノックをして入るとそこには、
ソファーに足を組んで座っていらっしゃる王子が居た。


凄く優しい笑顔でこちらを見ているが

(笑顔が完璧すぎて逆に怖い・・・)


「君が梶原 柑奈さんだね、噂は常々聞いてるよ」


(私の独り歩きしたキャラの事だろうか?
それともよからぬ噂とか・・・)

考えたら限がないほど自分の耳にも入って行ている。

だが、また強がってしまい


「それはどうも、それより要件は何ですか」

やってしまった。

自分が情けなくなってしまう


何て一人反省会をしていると



「実は君に興味が湧いてね・・・」




・・・はぁ?




私の聞き間違いだろうか?

違うのならば、


「病院に行かれた方が良いのでは」

慌てて口に手を当てる。

オット、無意識に言ってしまった。


「という訳で生徒会長秘書として生徒会で働いてくれ」



はぁー!?