今日もいつもの様に、
朝は6時起きそれからシャワーを浴びて朝ご飯


制服を校則違反にならない程度に着崩して

前髪をアップにして
赤のチェックに王冠があしらわれているバレッタでとめる


昨日遣った提出物を鞄に入れ学校へ出かける

「行ってきます」



***


学校に着くと何故かやたらと目線を感じる

(気のせいだよね、自分自意識過剰気味だな・・・)


「梶原さんだ良いよね
綺麗ココアブラウン色の髪に整った顔
スタイル抜群で・・・憧れだよね」

「我が道を行くって感じでクールでカッコいい!!」


そんな登校中正門の辺りで黄色い歓声・・・いや奇声が聞こえた。


「「「キャーー!!!!!」」」」

「真翔様がご降臨されたわ!!」


(凄い声うるさい...)


みんな王子が道を通る為だけに左右に避け

まるでアイドルかレッドカーペットでも歩いてるかのようだ


だが一人左右に避けず普通に登校しているものが居た。

そう、私である


何故か、それは・・・


(避ける瞬間見失った自分のバカ野郎!!)

という訳であった。