先生、もっと抱きしめて

あの人が、私の彼氏……。

あの人と、私、キス……。


あんなにかっこよかった?

あんなに優しく、私を見つめてた?


「え、何よ?具合悪いの?顔真っ赤」

私がぽーっとしている間に、葉奈ちゃんは本気で心配しているような顔をしていた。


「マツタクに言ってあげよっか?」

「何も言わなくていいっ、違うの、大丈夫だってばっ」

ばんっと葉奈ちゃんの背中を叩き、「いたたっ、わかったよっ」と葉奈ちゃんは納得してくれた。


ゴメン、葉奈ちゃん……。

はあ。私、これから心臓持つかなぁ……。