正直、痛みよりも彼が気になって目が離せない。


胸がドキドキするよ……


「はい、できたよ。」


「ありがとうございます……」


彼は氷で私の足を冷やしてからその上に湿布を貼ってくれた。


「君、名前は?」


「えっ⁉︎」


唐突に名前を聞かれて、静かな
保健室に私の声が響いた。