「あれ?先生いないのか。」


保健室に到着したが、先生は不在だった。


「よいしょっと。」


彼が私を白いベッドに座らせる。


「上履き脱いでくれるかな?」

「あっ!はいっ!」


彼にそう促され、捻挫した右足の方の上履きを脱ぐ。


「うわー……ひどい。」


足はぷっくりと晴れ上がって、熱を帯びていた。