「ごめん……たくさん傷つけて。真里とは今日、別れたんだ。真里が嘘ついたって石川先輩が教えてくれてさ。」


「えっ!石川先輩が⁉︎」



石川先輩……



あの人はどこまでいい人なんだろう



わたしなんかのために。



「京ちゃん……もうわたしから離れて行かない?」


「当たり前。苺花しか無理だから。」


「京ちゃん-----」



そして、涙のキスを交わした。


別れた日も泣いたけど、その日の
涙とは違う喜びの涙だった。


わたし……愛されてたんだなって
思ったよ。