「対したことないよ!寝不足なだけだったし。」


「寝不足?なんで?」



優しい京ちゃんの手が私の頬に
触れてまた泣きそうになる。



でもダメだよ、私!


京ちゃんは彼女さんがいるんだから。



「ドラマの見過ぎかな。」


「嘘つき。」


勢いで思いついた嘘を簡単に
見破っちゃった京ちゃん。