「苺花と話がしたいんだけど。
今からそっち行っていいか?」


えっ!


話って……なんだろう。



「いい……よ?」


「んじゃ、はしご持ってくるな。」



京ちゃんはそう言うとはしごを持ってきて、わたしの部屋の窓にはしごを立てかけ入ってきた。


京ちゃんが……


わたしの部屋に。



もしかして幼なじみに戻れるかも。


「苺花、痩せた?」


「ほぇっ?そうかなぁ?」


「石川先輩から聞いた。苺花倒れたんだって?」


先輩と話したんだ、京ちゃん……。


でも倒れたことまで話さなくても……


京ちゃん過保護なんだから。