「あ、ごめんなさい……わたし-----」


「ふっ。苺花ちゃんはほんとに大西くんが好きなんだね。」



先輩は笑みを溢しながらそう言った


「はい……悔しいけど好きです……」


また涙が溢れそうになって下唇を噛む


「今日はたくさん遊んで忘れようね?」


ポン、ポンっと先輩の温かい手が私の頭に置かれる。


先輩……


強引な行動だったけど私が元気がないから楽しませようとして連れて来てくれたんだよね。




「先輩、ありがとうございます……」


声を震わせながらお礼を言った