「私、京ちゃんなんか大っ嫌いだもん!」


嘘……
ほんとは大好き。


でも、京ちゃんは優しいから
こうでもしないと私から離れない。


「あっそ。ま、俺もちょうどよかった。 離れたいと思ってたからさ。」


ずきん。


やっぱり思ってたんだ。
そうだよね、こんな幼なじみ……
いない方がいいよね。


ばしんっ


「いてっ!」


近くにあった枕を京ちゃんに投げつける