京ちゃんは窓の景色なんて見ていない



ずっと下を向いている。



ほんとにどうしちゃったの?
京ちゃん。



「ねぇ、京ちゃん。何か悩み事があるの?」


ずっと黙っていたわたしだけど
勇気を出して聞いてた。


「苺花……」


「……んんっ……」



またまた肯定も否定もしない京ちゃん


それを隠すみたいに唇にキスされた


しかも、いつもの優しいキスじゃない……


すごく強引なキス…