突然、泣き出したわたしを見てぎょっとする京ちゃん。



「ふ、ぇっ……」


「どうした⁉︎誰かにいじめられたのか⁉︎」



違う……
違うんだよ、京ちゃん……



違うことを否定したくて、首を横に振る



「おいで?裏庭行こう。」



有無も言わさず、右腕を引かれ
わたしは強制的に走らされる。



周囲にいた人がわたしたちを見ていた



でも、周りにいた人も見えないくらい強い風で全力疾走していた