手慣れた感じでわたしのワイシャツボタンをかけてくれる京ちゃん。



京ちゃんっていつも余裕たっぷりでずるい。



わたしだけがドキドキしてるみたいだよ……



「できたよ。朝飯できてるから早く下降りろ。」



ぽんっと京ちゃんの温かい手がわたしの頭に落ちてくる。



京ちゃんが部屋を出て行った後、呟いた。



「好き……」



幼なじみの好きじゃないよ。


京ちゃんに……


コイしてるの。