頭上から優しい、落ちついた声が聞こえてゆっくりと頭を上げる。


「先輩……」



顔を上げると、にこっと王子様スマイルを向けた先輩が立っていた















「ごめんね。呼び出したりして。」


連れてこられた場所は多目的室。

「いいえ。」

わたしは首を横に振る。


きっと話の内容は昨日の話。