だけど、この店が人気なのはもしかしたらこの人のおかげかも。



「苺花ちゃん。」


「ほぇっ⁉︎」


店員さんの声を考えていて、ぼーっとしちゃったよ!私!


「そんな声出さなくても……」


「先輩のいじわる!笑わないでくださいよー。」



先輩は私の声がおかしかったのか、クスクス口に手を当て笑っている。



「ふっ……ごめん。苺花ちゃん、おもしろいね。」


「もーっ!」


笑いながら表紙がケーキになっているメニュー表を渡される。