「あ、結菜、ちょっといいか?」
「あ、林先生?
どうしました?」
「結菜って、新潟にいた時スケートやったことあるか?」
「ありますよ!」
「どれくらい?
普通に滑れる程度?」
「ま、まぁ、人並みに…
スケートは、フィギュアを習ってるので、スピンとかジャンプとか出来ますけど…」
「え!ほんと!?」
「はい!
それがどうかしましたか?」
「実は、スケート実習の時にうちの学校を教えてくれる、いわゆる講師の方が1人しかつけないみたいで…」
「あー、そうなんですね」
「それで、滑ったことあるなら、結菜に講師の先生としても、行ってもらおうと思って
でも、滑ったことあるとは言っても、1回2回くらいなら、講師って言っても無理があるしな~って思ってたんだけど、スピンもジャンプもできるなら、そうとうだな!
講師、お願いしてもいいか?」
「そうだったんですか!
大丈夫ですよ!
わたしでよければ!」
「そうか!
ありがとう!」
「いえいえ!」

