翌日、ぱんぱんに腫れた目を冷やしてから学校へ行った。
完全には治まらなくて、焦った。
私、海斗と同じクラスなのに…!

私を見た友達は何も言わずにいてくれたけれど、私をトイレに連行するやいなや

「頑張ったね、えらかったね、もういいんだよ」

そういって抱きしめてくれた。

…ちょっと泣いたのは私達だけの秘密。








………だと思っていたんだけど。


「…」


私の変化に気づいていた人がもう1人いた事に、私は気が付かなかった。