俺をもっと欲しがって。短編



今日は最悪な日だ。

ただでさえ雨の日は体が動かないのに、本降りで鬱陶しい音を鳴らしている。

移動教室でこの渡り廊下を通って行かないと行けないのが残念すぎる。

下を向いて嫌々歩いてると

「貴浩」

この声は

「…光希…」

と、誰の足だ??

顔を上げると、チャラそうな男が光希の隣に立っていた。

茶髪で、ピアスまでしてるし。

光希には全然似合わない。

こんな奴が彼氏なのか??

「…何で、俺睨まれてんの??」

「に、睨んでないよ。貴浩は元々こうゆう顔だから!!」

何気に傷つく言葉をさらっと言ってしまうのが光希だ。