きっとこの部屋だけでなく、他の部屋にもあたしのかつてのクラスメートがいるのだろう。



もしかして、あたしの初恋の人もいるかな?




「石橋くん……」




「何?呼んだ?ココロちゃん」


「……え?」



よく通る軽やかな声にあたしはマナミちゃんから視線を移した。