医者の君とひとりの私と

「翼?ご飯食べれる?」

そう声をかけながら部屋に入ると、翼はまだ寝ていた


わざわざ起こすのも可哀想だよね...

そう思ってご飯を近くのテーブルに置く

寝ている翼に近づくと、とても汗をかいてることに気づいた

タオルを取り、汗を拭ってあげる

それと同時に翼が体調を崩した理由を考えてた



「やっぱりお仕事だよね」

毎日毎日一生懸命働いて、いくらお仕事が好きでも大変だったよね
そんな翼に私は何を出来たんだろう
彼に支えてもらってる分、私は何か彼に返せてたのかな


そんなこと考えてたら涙が出てきた

ほんとに翼の隣にいる資格はあるのかな