医者の君とひとりの私と

「おかしいな...」
いつも通り起きて朝ごはんを作ったけど、肝心の翼が起きてこない

翼が寝坊したことなんて今までにない

けど、いつもはこの時間には既に起きてる

「一応声だけかけてみようかな」
もしお仕事の出発が遅いんだったらまた寝ればいいもんね
そう思い、翼の部屋のドアをノックする

トントン...

返事はない

「翼ー?」
そう言ってドアを開ける

どうやら翼はぐっすり寝てるみたい

起こそうと思ってベッドに近づくとなんだか様子が変


ハァハァ...
すごく息が荒くて苦しそう

「翼?大丈夫?」

なおも起きない翼の体に手を触れた

「熱い...」



どうやら翼は風邪をひいたようです