次の日

朝、いつもの時間に起きるともう翼はいなかった

「今日は仕事早かったのかな?」

恋人同士なら知ってて当たり前のことすら知らない私

メモくらい置いてってくれればいいのに...

「はっ!」
ダメダメ!
翼は忙しいんだから全部自分で頑張らないと!





実は私、親の反対を押し切って翼と同棲してるの

それに翼のご両親はすでに亡くなってる



高校も行ってないから友達もいない




つまりこんな生活の悩みを相談できる相手なんていないってこと


最初は全然大丈夫だと思ってたけど、どんどん翼は冷たくなるしもう結構つらい

些細なことすらストレスになっちゃう






「はぁー」
今日もまた長い1日が始まる