《翼side》
「紗和?ちゃんと戻ってくるから少し手、離して?」

頭をポンポンと撫でながら優しく言うと、安心したのか紗和の手から力が抜けた



よし!この間に!

俺はリビングに急ぎ、看病の準備をした


ガチャ
「紗和〜?」

俺が準備を済まし部屋へ戻ると、紗和は汗をかいて苦しそうに眠っていた


「...辛いよな」

俺は紗和の汗をタオルで拭くと、ベッドの横に座り目を覚ますのを待った