《翼side》
「...あれ?」

風呂から上がってリビングに行ってみると紗和がいない





どこに行ったんだ?

具合の悪い人が行くところと言ったら......
あの部屋だろ




俺は迷わず寝室へ向かった





ガチャ

そこにはスヤスヤと眠る紗和がいた

「やっぱりな」
この隙に熱を測ろう

ピピッ
"38.9"



「高っ!」

これはしっかり看病してやらないと


俺は看病の準備をするため、部屋を出ようとした