目を瞑ると心臓の鼓動が聞こえる。 どくどくと早いような遅いようなそんな鼓動。 目を開け、サイドテーブルに手を伸ばす。 薬の残骸と共に、その隣に置かれているのはピンクのスマートフォン。 特に誰とも連絡先なんて交換していないスマートフォンを軽く持てば、電源をつけてみる。