手すりを握り、階段を降りる。 トイレに行く時には通らない道のりで、自分の足で歩いたのは何年ぶりだろうか。 階段おりれば、少し駆け足で洗面所へと行けば身支度を整え、頬を気合を入れるようにぺちっと叩いた。 そしてそのまま戻ることなく、今度はキッチンへ。 駆け足が早くなり、心臓も早く鼓動を打つ。