交替の日は突然やってきた。
一本の電話…。
健さん…?
誰だろう。
「はい…?」
「もしもし優?」
「え?」
「どうした?」
「あの、人違いじゃないですか?」
…。
しばらくの沈黙。
先に口を開いたのは健さんだった…。
「名前は? いくつ?」
「美沙、16歳」
「16!??」
「はぁ…」
………。
「えっと、誰ですか?」 
「健。優の彼氏だよ」
「優…」