しかし

ももが転校してきてから2週間ほど経った頃、少女は他の女の子たちと仲睦まじく遊んでいた。

私は

(凄く楽しそう。私も入れともらおう)

と少女と遊びたいと思っていた。

そこで思い切って口に出した。

「ねぇねぇ!私も一緒に遊びたい!」

すると少女は

「いいよ!一緒に遊ぼ!」

とニコリと微笑ましい笑顔で言った。

私はその日から少女と遊ぶようになった。

「あのさ、今更だけどなんて呼べばいい?」

「ん~。なんでもいいよ!」

「それじゃあももちゃんね!こっちはかなとか適当に呼び名決めてもらっていいよ!」

「うん!それじゃあかなちゃんね!」

「おっけー!」

お互い呼び名を決めあっただけでも仲良くなれた感じがした。