「…?」

「いや、どこが悪いの?」

「私は皆のように感情が出てこないんです。感情がわからないの」

僕が目の前にしている彼女の心臓と思われる空間には何もなくただ闇が広がっているだけだった

「人間も変わってしまったものだ…いいよ、直してあげる。ただすごく時間がかかると思うよ。」

僕はあたりを見回し、1機の飛行機を指さした

「あれが治るころには君も治ると思うから、あれで君のいた惑星におかえり…ここには何もないから」

僕は材料を探しに行った

心臓の代わりになるものを探すだなんて、この星でできるだろうか

草の一本も生えてないような地球で