「なんだ?あれ」
この汚れきった地球に住んでいるのは僕1人
でも、ある日空から流れ星のように何かがこちらへ飛んできた
不時着してる飛行機みたいだ
今までもここへ何機も落ちてきた
ここは何か不思議な磁波があるのか近くを通る飛行機は全部ここへくる
生存者を僕はずっと探してた
だけど、ここに不時着している飛行機に人はいない
そして、脱出ポットも…
今日も僕は1人
感情なんてすでに消えてしまった
飛行機が僕をかすめて不時着する
僕は風圧で飛ばされた
それでもまだ生きているのは、神が残酷だからだ
「こんにちは」
鈴蘭が揺れるような音がした
僕を覗き込んでくる、、、ヒト?
「こ、こんにちは、」
表情が変わらない
言葉が通じないんだろうか
これが僕らの出会い
これが私たちの出会い
