家から出ようとしたとき



「…待てよ」




「…へっ?」





…大輝


振り返ると大輝がいた



「…そ、その…行くな」



「…どうして…」




「…香音」



「は、はい!」



「…好きだ」







「…」



えぇーーーーーーーー!!!!!!!!!


今なんて!?!?






「聞いてんのかよ」





「…ごめん、聞いてなかった」





…嘘。


聞こえてたけど、ホントかどうか確かめたくて



「だから…すきだ…ってんの」



「…」




「…香音、俺と付き合って」




「…え」





「なんだよ、嫌なのかよ」







「…そんなこと、」



「は?」





「そんなこと言うわけないじゃん!
ていうか!大輝、菫は、いいの?」



「うん、もうなんとも思ってない」




「…いつから…??」



「海に行った時。
お前が悠太と2人で行くのを見て、イライラした。
とてつもなく。
だから、俺はコイツが好きなんだって気づいた」




「…そうだったんだ」




悠太の作戦きいてたんだ!




「なぁ」



「ん?」





「…付き合え」





「…はい♡」