その日の夜


『プルルルル~』

なんだ??

見ると、悠太から電話だった


「もしもし~悠太どした??」

「暇だから、はなそー!」

ちょうどわたしも暇だった

ナイスタイミング悠太!

「悠太ってば、最高!話そ話そ!」









他愛のない話ばかりで気づくと、3時間たっていた

ほんと、悠太と話すと時間を忘れる!


「あ!悠太~」

「なに?」

「好きな人出来たー??」

「分かるだろ!」

あ!そうだった!

悠太は、彼女がいたんだ!

それはもう、美少女をこえるくらい、うっつくしい子!!!


「香音、お前は?」

「うーん、いるっちゃいる」

「誰?」

「そう来るよな~」

「来るよ笑 誰?」

一回言い出したら諦めない悠太だから、ねばっても無理だろうな…


だけど、

「言いたくない!笑」

そう言ってた

わたしが折れるまでねばろ

「なんでー!言って!」

「やだ!」

「言ってくれたら、協力するよ?」

「や…」

「やだ?」

「やだ…じゃない」

「ほーら!ビンゴ!」

「悠太、強い。」

「知ってるわ、だれ??」

「うーん、大輝」

「やっぱり!」

「分かってた感じ…??」