「不意打ちとかやめてくんない?心臓に悪い。俺を殺す気?」
あたしの瞳をしっかりと捉えている彼のその瞳に吸い込まれてしまいそうだ。
甘くて鋭い…その瞳に。
「殺す気なんて全くないから…!
むしろ、生きててもらわないと困っちゃうよ…!」
「はぁ…もう無理。」
深いため息をこぼした創真にあたしの胸はぎゅっと締め付けられた。
もう無理…って何が無理なの?
あたしとこれ以上一緒にいるのが無理ってこと?
「今日は、ずっと二人でいたい」
それだけ言うと繋いでいたあたしの手をグイグイと引っ張ってあたしの家に向かって歩いていたはずのに180度くるりと向きを変えて歩いていく。
ずっと二人でいたいって…どういうこと!?



