「っ……」 「創真?」 創真の顔は見る見るうちに赤く染まっていく。 て、照れているのかな? キスしてから少し経っても彼はびくりとも動かない。 どうしちゃったのかな? そんなにあたしのキスが嫌だったのかな? 「不意打ちとか……」 ぼそっ、と呟いた彼の声は小さすぎてよく聞こえなかった。 でも、創真の視線があたしをとらえて少し怒っているような瞳をしている。 さっきの照れている様子はどこへ行ったのかなぁ?なんて呑気に考える。