「早く飯作ってよ」



上から降ってきた抑揚のない低い声。
その声にあたしは「は、はい!」と返事をしてキッチンへ向かった。


それからご飯を仲良く食べて…って言ってもあたしが一方的に話して全部無視されてただけだけなんだけどね。









「こっち」


「えぇ…!?」




お風呂には別々入って後はもう寝るだけ…!と思っていたのに何故かいつもなら敷いてある布団が敷いていなくて



ビックリしていると、創真があたしの手をグイッと引いて自分が眠るベッドへと引きずり込んだ。



「な、な、な…!?」



あたしの頭はパニックを起こして上手く話せない。


どうして…!?
いつもは何も言わないであたしが寝る前に自分が先に寝るのに…!!