「お邪魔します……」



一緒にいたい!と思ってついてきたのはいいけれど、やっぱり緊張する…!!



「なに今更、緊張してんの?何回も来てるじゃん」



またもや、無表情でこちらに視線を向けていう彼



「いやぁ…ふたりきりはやっぱり緊張するじゃん」


「さっきまでもふたりきりだったし」



もうっ…!そういうことじゃないの!
痛いところばっかりついてこないでよ…!!


そりゃあ、あたしのこと別になんとも思ってない創真は緊張とかドキドキとかしたりしないだろうけど!!


自分で思っておきながら虚しくなってきた……。



「ほら、こっち」



手招きされて、部屋に向かう。
久しぶりに入った彼の部屋は前来たときとなんら変わっていたなかった。