「この洞窟なんかへんやな」洞窟の奥から光がさしてた。
「誰かいますか?」返事は返ってこない。
気になって行ってみると森に出てきた。
「この洞窟5分くらいしか歩いてないのにもう裏の出口⁉︎」
「森の下に町が見えるまだ朝やし時間あるしちょっとみてみよ」
町に降りると人はあまり歩いてなかった。
「うわぁぁぁぁあ」急に子供が泣きながら抱きついて来た。
こっちもビックリして「うわ‼︎」と思わず声を出した。
子供の泣き声に町の人が集まって来た。
「ちょっ、これは違うんですあのー....その...」
「まぁ、生きてたんやね」
「んっ⁉︎えーっと⁉︎どうゆうことですか?」
「あの後全然返ってこなかったからてっきり死んだもんやと思ってました」
えっ⁉︎死んだ⁇何の話⁇
「ちょっと待ってください誰か間違ってますよ」「この町に来たのは今日が初めてですし事故った覚えも頭打った覚えもないです」
「記憶喪失か?」
「じゃ、わしらのことも覚えとらんのかあの事も全部忘れてしもたんか⁉︎」「あの後のこと聞きたかったが覚えてないんじゃ仕方ないのぉ」
えっ⁉︎あの後のこと?何の話⁇
「まぁ、家に来てゆっくりお茶でも飲んで行って」泣いて抱きついて来た子供のお母さんらしき人がそう言った。この人だかりじゃ聞くに落ち着いて話も聞けない。
そう思ってついて行くことにした。