~芹沢家~


俺、芹沢太陽は、春休みを利用して星夜が家に泊まりに来ている。
確か、今日は、ひまん家に菫も居るんだっけな?
「なぁ星夜」
「んー?」
「ひまって好きなヤツとかいると思うか?」
「さぁな」
「それは、知ってる顔だな」
「…」
「誰なんだよ」
「居たとしても教えるわけないでしょ?」
「わーたよ。直接聞きに行く。」
「それは、やめろ」
「ハイハイ、てゆーか星夜。」
「何?」
「お前はさ、好きなヤツとか居るの?」
「…居るよ」
「菫か?」
「そーだけど?それがなにか?」
「別に。俺、ひまに告ろうかな?」
「頑張れ」
「おうよ」
「ひまや、菫まだ起きてるのかな?」
「起きてるな」
「俺らは、早く寝よーぜ」
「おやすみ」
「うん」