~公園~
「あれ?ここって公園だよね?」
「なんか違うな」
「遊具の配置とかは、一緒だけどな」
「ねぇあの場所って」
菫の指の先には、今よりも新しい亀のこうらだった。

四人で入ってみると、暗闇が奥まで続いてた。
「よし!行ってみよう」






暗闇を進んだ先は、私の家の前だった。
「ここは…私の家?」
「そうみたいだな」
「けどなんかちがくない?」


「いくぞー」
「「「「スカイフラワー!」」」」


「あれ?これって私達の合言葉?」
「しかも幼いぞ」
「この声から推測すると10年前位かな?」
「さっすが星夜!」
「10年前と言えば、ひまが海斗にいじめられた時ぐらいだな」
「そーだね」
「あの時ひま、弱くて泣き虫だったもんね今もだけど…」
「みんなひどーい!」
「今は、そんな事言ってないで声のする方に行ってみよう!」
「「「オー!!」」」





「あれ?ここって亀公園?」
「入ってみよーぜ」
「ハイハイ」
「全く…」
好奇心旺盛な太陽に続いて私達が入ると…



「「「「ギャーーーー!!!!!」」」」
何と落とし穴にはまった
「いたたたた、みんな大丈夫?」
「あぁ何とかな」
「それにしても誰が掘ったんだよ!」
「ホントにね」


「あれ?ここって…」
「亀のこうら?」
「しかも古い」
「てことは、戻ってこられたのか」
外に出ると、もう空が赤色に染まっていた。