『ーーーーやしまぁ、ーーーやな。』 ザワザワと賑やかな空間。 (……っ、頭痛い) 頭痛に耐えながらゆっくりと目を開ける。 「…………どこ?」 イベント会場のように広いそこには、人もかなりいる。 『あ、目ぇ覚めたん?』 聞いた事のある声が。 !!!? 勢いよく起き上がって目眩がする。 頭に手をあててきつく目を瞑る。 「あっ、起きたみたいっすね!」 『……やな。』 私を確認すると男の子が水を取りに行くと言っていなくなる。 状況が把握できない。