『……おい、こんなとこで寝てたら風邪ひくぞ。』
目を開けると、
Vネックの黒いTシャツにデニム姿の悠雅。
胸元に光るネックレスがいかつい。
『……飯、ありがとな。』
私を起こしながら、
「……ぁ、食べたの?」
目を擦りながら話す私を、
そんな優しい目で見ないで。
『………俺に惚れたか?』
ニヤっと意地悪に笑うと、
『……明日は何もねぇから買い物でも行くか?』
突然の誘い。
「……え?買い物?」
スーパーならさっき行ったけど、
なんて思ってると、
『……とりあえず明日買い物行くぞ。』
もう決定したらしい。
